北九州市八幡東区のお客様から碁盤セットお買取りしました!

こんにちは、おたからや黒崎店です。いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、榧の碁盤セットをお買取りさせていただきました!

主な将棋盤・碁盤の素材として、上位から順に「本榧(ほんかや)」「ヒバ」「本桂(かつら)」が知られています。

安価な普及品では「新桂(しんかつら)」「新榧(しんかや)」を使った盤も多く出回っています。

日本国内の、公式タイトル戦をはじめとする全てのプロの対局に使われているのが、

イチイ科カヤ属の常緑針葉樹「本榧(ほんかや)」で作られた盤です。

数ある木材の中でも、特に本榧は「碁盤・将棋盤の最高峰」といわれています。
その理由は、適度な弾力があって打ち味指し味がよく、長い時間、対局をしても疲れが出にくいという特徴にあります。

碁石や駒を置いたときに響く冴えた音や、ツヤのある美しい木目、ほのかに香る上品な香りなども、本榧ならではの魅力でしょう。

みっちり詰まった木目は非常にきめが細かく、油分が多いため使い込むほどに飴色の光沢を帯びるようになります。

また、「槇(いぬまき)万年、榧限り無し」という言葉が残っているほど耐久性にも優れ

その弾力性から、多少の打ちキズ・指しキズや割れなら自然に修復しようとする性質を持ちます。
軽やかな見た目に反して、木材とは思えないような硬くずっしりとした重量感があるのも、本榧を見分けるポイントです。

榧の木成長が遅く、碁盤や将棋盤に加工できる、直径1.1mほどの成木になるまでに300年ほどかかるといわれます。

国産の榧材は産地によっても木の質感や色合いに個性があり、特に宮崎県産の「日向榧」と高知県産の「大正榧」で造られた盤は、最高級品としてその名を知られています。
近年では国産榧材自体の入手が困難で、中国雲南省の本榧を使った盤や、東南アジア産の木材を使ったものが多く出回っています。

 

新榧と呼ばれていますが、実際は榧ではなく、北米原産の「スプルス」というマツ科の木材です。

スプルス自体が大きな木で、木目がまっすぐ通った美しい盤が作れるため、国内で多く出回っています。
木肌は榧のように美しく、表面にはシルキーな光沢があるのが特徴です。
色合いはやや白みが強いため、碁盤や将棋盤に加工される際には、榧のような黄色寄りに着色される場合もあります。

上質なスプルス材になると、バイオリンの甲板ピアノの響板としても使われるほど音の響きがよく、マツ特有の臭いや樹脂が少ないという特性を持つものもあります。

そうした点で、将棋や囲碁の盤に向いた木材といえるでしょう。

 

買取専門店おたからや黒崎店では、榧をはじめとした高級材質の碁盤の買取を行っております!

遺品整理や趣味で使っていたもの等、不要になりましたら売って現金に換えるのが一番効率よく手間もかからないと思われます!

是非おたからや黒崎店へお持ち込みくださいませ。皆様のご来店心よりお待ちしております。