こんにちは、おたからや黒崎店です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、日本画家の絵画を数点お買取させていただきました!
少し隠れてしまっていますが、左から平山郁夫「法起寺の月」、小野竹喬「京の灯」、上村淳之「秋汀」です。
平山郁夫と上村淳之のものがリトグラフ(石版画)で、小野竹喬のものが木版画で描かれています。
平山郁夫は、平和をテーマにした作品で有名です。
広島出身の彼は、15歳のときに原爆の被害を経験しました。その経験から平和を願う心を強く持ち、東洋と西洋の交流や文化の交差点、仏教伝来の道であるシルクロードを描いた連作で知られています。彼の作品は院展に何度も入選し、後には人類文化遺産の保護活動や国際交流の一環として海外でも高く評価されるようになりました。また、彼は東京藝術大学の学長やユネスコの親善大使、東京国立博物館の特任館長なども務め、後進の育成にも貢献しました。
小野竹喬は、うつろいゆく自然を瑞々しく描く独自の画風で人気の画家です。
1907年に「山家の春」が初めて文展に入選し、その2年後に京都市立絵画専門学校に入学した竹喬は、在学中から新しい日本画の傾向を探求しました。彼の作品は主に風景画で、初期は後期印象派の影響を受けた明るく感覚的な画面から、次第に平面的で清新なスタイルに移行し、晩年は「奥野細道」をテーマにした連作を続けました。
竹喬の画業は日本画の近代化の歴史そのものであるといわれ、文化勲章を受章したほか、今年の3月には作品の一つである「波切村(なきりむら)」が国の重要文化財に指定されています。
上村淳之は、現代の花鳥画に大きな影響を与えた画家です。彼は美人画の大家である上村松園を祖母に持ち、父は日本画家の上村松篁という、日本画家の家系に生まれました。
彼は画家としてだけでなく、教育者としても優れた功績を残しています。
また、鳥の愛好家としても知られており、自宅で1000羽以上の鳥を飼育しながら今も花鳥画を描き続けています。彼の作風は、鳥に対する暖かい視線を通じて、人間の内面をも表現することが特徴です。
皆さまのご自宅にも、飾られないまま仕舞い込まれている絵画などがございませんか?
おたからや黒崎店では、絵画も積極的にお買取させていただいております!
とはいえサイズが大きかったり、額が重たい、倉庫の奥にあるから持っていくのは大変…なんてこともあるかと思います。
そんな時は無料で出張査定・買取も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください!
皆さまのご来店・ご連絡心よりお待ちいたしております^^