こんにちは、おたからや黒崎店です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、掛け軸をお買取させていただきました!
掛け軸の有名作者とその経歴をいくつかご紹介しようかなと思います。
まず1人目が、山口華陽(やまぐちかよう)です。
山口は明治32年に京都府京都市で生まれました。本名は米次郎(よねじろう)で、日本画家の山口玲X(れいき)を兄に持っています。明治45年に西村五雲(にしむらごうん)に師事し、大正5年に京都市立絵画専門学校に入学しました。在学中の大正5年には文展で初入選し、その後も帝展などで入選を果たしました。昭和13年に五雲が亡くなり、「晨鳥社」を解散しましたが、すぐに新たな「晨鳥社」を結成しました。彼は後進の指導に13年間携わり、九名会・春虹会にも参加しました。戦後は日展の審査員を務め、昭和25年に日展運営会の参事として役職を歴任し、昭和56年には文化勲章を受章しました。彼は四条派の伝統を受け継ぎ、動物画の第一人者として知られています。彼の代表作である「桃花小檎」は市場価格が高く、470,000円で取引されています。昭和59年3月16日に84歳で京都市で亡くなりました。
あとは西村五雲(にしむらごうん)です。
西村五雲は明治10年に京都市で生まれました。岸竹堂に師事し、日本美術協会に出品して入賞しました。その後、竹内栖鳳に師事し、大正2年に京都市立美術工芸学校で教鞭をとりましたが、神経衰弱症により病床に伏し、大正7年まで続きました。大正9年に帝院に推薦され、昭和13年には京都市立絵画専門学校の教授を任せられました。彼は病気が凶となり大作には恵まれませんでしたが、山口華陽を輩出しました。代表作には「咆哮」「秋興」「まばたきの夕」「日照り雨」「秋茄子」「麦秋」があります。昭和13年に糖尿病により63歳で亡くなりました。彼の作品「桃」や「若鶏」は現在市場で取引されており、価格はそれぞれ220,000円と95,000円です。
そして、山元春挙(はるやましゅんきょ)は明治4年に生まれ、京都の日本画家野村文挙に師事し、後に森寛斎にも学びました。青年絵画懇談会を結成し、後に教鞭をとる。大正6年には帝室技芸院となり、風景画で知られる。彼の主な作品は「蘆花浅水荘」「記恩寺」で、昭和8年に63歳で亡くなりました。彼の作品「稚松」「栗柿之図」は市場価格がそれぞれ48,000円と58,000円です。掛け軸の有名な作者たちの経歴や作品を紹介しましたが、価格は作品によって異なりますので、興味のある方は手に入れてみてはいかがでしょうか。
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